ディズニー株、決算後の”売買交錯”!今が買い時か?初心者向け徹底解説

資産運用

ディズニー株、「決算後の動き」どう見る?買うべきか、売るべきか?

「ディズニー(DIS)株、決算発表後に株価が乱高下しているけど、今が買い時?それとも売るべき?」そうお悩みの初心者投資家の方は多いのではないでしょうか。米国株の個別銘柄は、決算発表一つで大きく動くことも珍しくありません。

結論から言うと、今回のディズニー決算は、短期的な売買交錯があったものの、長期的な視点で見ればポジティブな要素が多く、特定の条件を満たせば「買い」を検討できる局面にあると考えられます。


なぜ「時間外で売買交錯」が起きたのか?深掘り解説

今回のディズニーの株価が時間外取引で一時的に売買交錯した背景には、市場の期待値と実際の決算数字の「ギャップ」が隠されています。

Q2 FY2024決算の詳細(2024年5月7日発表)

  • 売上高:220.8億ドル(市場予想の221.1億ドルをわずかに下回る)
  • 調整後EPS(1株当たり利益):1.21ドル(市場予想の1.10ドルを大きく上回る)

この数字を見ると、売上高がわずかに市場予想に届かなかったことで、一時的に「失望売り」が出たと考えられます。しかし、すぐに「買い」が優勢に転じ、株価が持ち直しました。その理由は以下の点にあります。

  • 「利益改善」を評価:売上高の微減よりも、利益の指標である調整後EPSが予想を上回ったこと。これは、ディズニーが収益性重視の経営に舵を切っている証拠であり、機関投資家はこれを好感しました。
  • ストリーミング事業の改善:「Disney+」を含むストリーミング事業の営業損失が1,800万ドルにまで縮小。前年同期の6.59億ドルの損失から大幅な改善を見せ、年内の黒字化目標達成への期待を高めました。
  • テーマパーク事業の堅調:「ディズニー・エクスペリエンス」部門の売上高は前年比10%増の83.9億ドルと好調を維持。
  • 通期EPS見通しの引き上げ:2024年度通期の調整後EPS成長率を「少なくとも20%」に上方修正(従来の「10%台後半」から引き上げ)。これも利益体質への転換を強く示唆しています。

つまり、市場は短期的な売上高の「微減」よりも、「利益の質」と「将来の収益性改善」を重視し、ポジティブに評価した結果が、時間外での株価持ち直しに繋がったのです。

ダマーロ氏の「次期CEO」報道について

報道で触れられているジョシュ・ダマーロ氏は、現在「ディズニー・エクスペリエンス」会長を務める有力な経営幹部です。しかし、今回の決算発表でCEO交代が正式に発表されたわけではありません。現在のCEOであるボブ・アイガー氏の契約は2026年末までであり、ダマーロ氏の言及は、長期的な経営戦略や次期CEO候補としての評価・育成に関する話題として捉えるのが適切です。目先の株価変動に直接的な影響を与える情報ではないでしょう。


初心者投資家が取るべき具体的なアクションプラン

今回の決算を受けて、初心者投資家が取るべき行動を具体的に解説します。「冷静になりましょう」といった一般論はここでは述べません。

1. 短期的な急騰・急落に惑わされない

ディズニーのような大型株でも、決算発表後は株価が一時的に大きく上下動しやすい特性があります。安易な飛びつき買いや、恐怖による投げ売りは避けるべきです。

2. バリュエーション(企業価値評価)を再確認する

現在の株価が割安か割高かを判断するために、以下の指標を確認しましょう。

  • PER(株価収益率)の確認:ディズニーの現在の「予想PER」(将来の利益見通しに基づくPER)は、概ね20倍~25倍程度で推移しています(実績PERは過去の損失影響で高めに出ることが多いため、予想PERがより重要)。一般的に、成長株であれば30倍を超えることもありますが、ディズニーのような成熟企業では20倍台が一つの目安です。もし株価が一時的に下落し、予想PERがこのレンジの下限に近づくようなら、投資妙味が出てくると言えるでしょう。
  • 競合他社との比較:Netflix(動画配信)、Comcast(メディア)、Universal Parks(テーマパーク)など、競合他社と比較して、ディズニーのPERや成長見通しが割安かどうかを検討するのも有効です。

3. 「押し目買い」を検討するなら、テクニカル分析も活用

長期投資を前提に「押し目買い」を検討する場合、以下のポイントを参考にしてください。

  • 移動平均線:株価が一時的に下落し、25日移動平均線75日移動平均線で下支えされるかを確認しましょう。これらの移動平均線がサポートラインとして機能する場合、一時的な下落の底値となる可能性があります。
  • RSI(相対力指数):RSIが30以下に低下するような局面は、テクニカル分析上「売られ過ぎ」と判断されることがあります。このような過度な売られ過ぎは、短期的な反発を狙うチャンスにもなり得ますが、RSIだけで判断せず、他の指標やファンダメンタルズと合わせて検討が必須です。RSIが70以上は「買われ過ぎ」のサインとされ、一時的な調整が入る可能性があります。

今回の決算では、ストリーミング事業の黒字化に向けた進展や通期EPS見通しの引き上げなど、「利益体質への転換」という非常にポジティブな要素が見て取れます。もし株価が一時的な調整で下落することがあれば、長期的な成長を見据えたドルコスト平均法での定期的な買い増しも有効な戦略となるでしょう。


リスクシナリオも忘れない!

浮足立つ初心者投資家のために、冷静にリスクも指摘しておきましょう。

  • グローバル経済の減速:テーマパーク事業は景気変動に敏感です。世界経済の停滞は、来園者数の減少に直結する可能性があります。
  • 動画配信市場の競争激化:NetflixやAmazon Prime Videoなど、動画配信市場の競争は依然として熾烈です。コンテンツ制作費の高騰は収益を圧迫する可能性があります。ストリーミング事業の黒字化目標が未達となるリスクも常に存在します。
  • CEO交代後の経営の不確実性:ボブ・アイガー氏退任後のリーダーシップ体制によっては、経営戦略の方向性が変わり、それが株価にネガティブな影響を与える可能性もゼロではありません。

まとめ:ディズニー株は「利益体質への転換」に注目

今回のディズニーの決算は、売上高は市場予想にわずかに届かなかったものの、利益改善と通期EPS見通しの上方修正という点で力強いメッセージを発しました。これは、単なる成長だけでなく、「稼ぐ力」を重視する経営への転換を示しており、長期投資家にとっては魅力的な材料です。

初心者投資家は、短期的な株価の乱高下に一喜一憂せず、今回の決算で示された「利益体質への転換」という大きな流れを理解し、現在のバリュエーションやテクニカル指標を参考にしながら、自身の投資戦略に合わせた行動を検討しましょう。

引用元: ディズニー、決算を受け時間外で売買交錯 ダマーロ氏を次期CEOへ=米国株個別(株探ニュース)

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