「自社開発は天国」は嘘?ぬるま湯環境で技術力が停滞するエンジニアの末路

フリーランス・独立

「SESや受託開発は激務だから、自社開発の会社に転職してまったり働きたいな」

そんな風に考えているエンジニアの方は、とても多いのではないでしょうか。確かに、自社開発の会社には、自社サービスを自分たちのペースで開発できるという大きな魅力があります。過酷な納期に追われることも少なければ、客先常駐で気を使う必要もありません。

でも、ちょっと待ってください。

その「居心地の良さ」こそが、あなたのエンジニア生命を脅かす、恐ろしい「ぬるま湯」の入り口かもしれないのです。どうも、フリーランスエンジニアのshiroです。

今回は、自社開発の会社に転職したものの、気がつけば技術力が完全にストップしてしまったエンジニアのリアルな末路と、そこから抜け出すための具体的なアクションを解説します。今の環境に少しでもモヤモヤとした不安を感じているなら、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

なぜ自社開発は「技術の墓場」になりやすいのか?

自社開発と聞くと、常に最新のモダンな技術を使って、日々クリエイティブな開発を行っているキラキラしたイメージを持つかもしれません。でも、実際のところはそんな会社ばかりではありませんよね。むしろ、以下のような過酷な現実が待っていることも多いのです。

  • 新規開発が終わると、ほぼ100%「保守運用」がメインになる
  • 何年も前に作られた古いフレームワーク(古いJavaやPHPなど)を使い続ける必要がある
  • バグの修正や、ボタンの色・配置をちょっと変えるだけの「コピペ作業」が日常化する
  • 会社が現状維持で黒字を出しているため、新しい技術を取り入れるインセンティブがない

つまり、会社としては安定していても、エンジニア個人としては「1年目からずっと同じ仕事を繰り返しているだけ」という状態に陥りやすいのです。これは実務経験を積み重ねているのではなく、ただ同じ1年を何回も繰り返しているだけ。恐ろしいことに、本人は毎日仕事をしているので、成長しているような錯覚に陥ってしまうんですよね。

ぬるま湯に浸かり続けたエンジニアの悲惨な末路

「仕事はラクだし、給料もそこそこもらえるんだから、それでいいじゃないか」と思う人もいるでしょう。確かに、その会社に一生しがみつけるのであれば、それも一つの生き方です。

でも、現代のIT業界で「絶対に潰れない会社」なんて存在しませんよね。もし、30代後半になって会社の業績が悪化したり、倒産したりしたらどうなるでしょうか?

外の世界に飛び出そうと転職活動を始めても、そこに待っているのは残酷な現実です。企業の採用担当者からすれば、「35歳で、使ってきた技術は10年前のレガシーなものだけ。チームマネジメントの経験もなく、新しいフレームワークのキャッチアップもしていない人」を高い給料で雇うメリットは全くありません。お祈りメールの嵐に直面し、自分の市場価値が「ほぼゼロ」であることに気づかされるのです。

これが、ぬるま湯環境で思考停止してしまったエンジニアがたどる、最もリアルで悲惨な末路なんです。

ぬるま湯から抜け出し、市場価値を取り戻す5つの方法

「じゃあ、今の環境からすぐに転職するべきなの?」というと、焦る必要はありません。大切なのは、今の会社で給料をもらいつつ、自分自身の「技術のアップデート」を始めることです。ここからは、僕が実践して効果があった、今すぐ始められる5つの具体的なキャリア防衛策を紹介します。

1. 個人開発で「新しいおもちゃ(モダン技術)」を週に3時間触る

会社の業務で新しい技術が使えないなら、プライベートで補うしかありません。週末のベッドの中でスマホを眺める時間を、ほんの1時間だけパソコンに向ける時間に変えてみてください。今ならTypeScriptやGo、Next.js、Dockerなどを触ってみるのがおすすめです。

仕組みは至ってシンプルです。自分で簡単なTODOアプリを作るだけでも、「あ、モダンな開発ってこんなに便利で楽しいんだ!」という感覚を取り戻せます。この小さな成功体験が、あなたの技術的好奇心を再び呼び覚ましてくれますよ。

2. 社外のエンジニアが集まる技術コミュニティや勉強会に顔を出す

社内の人間関係だけで生きていると、自分の技術レベルが「普通」だと思い込んでしまいます。だからこそ、connpassなどのイベントサイトで、オンラインでもオフラインでも勉強会に参加してみましょう。他社の同世代がどんな技術を使い、どれほどの危機感を持って学んでいるかを肌で感じるのが重要です。

メリットは、「このままじゃ本当にマズい!」というポジティブな焦りが手に入ること。この焦りこそが、あなたを突き動かす最高に強力なエネルギーになってくれます。

3. 社内の「誰も触りたがらない自動化や改善」を勝手に始める

自社開発の仕事がぬるくて時間があるなら、それを逆手にとってチャンスに変えましょう。例えば、毎日手動で行っているデプロイ作業をCI/CDツールを使って自動化したり、ぐちゃぐちゃなスパゲッティコードを勝手にリファクタリングしてテストコードを書いたりするのです。

会社から「新しい技術を使え」と指示されるのを待つ必要はありません。勝手にやって便利にすれば、会社からは「業務効率化に貢献した優秀なエンジニア」として評価され、あなた自身は最新の実務経験を職務経歴書に書くことができるようになります。一石二鳥ですよね。

4. 副業やフリーランスの案件サイトを定期的に「パトロール」する

今すぐフリーランスになる気がなくても、案件サイトを眺める習慣をつけましょう。今、市場でどんなスキルが求められていて、どのくらいの単価(例えば月額80万など)が提示されているのかを定期的にチェックするのです。

これをやると、今の自分の技術がどれだけ古く、市場で「いくら」で評価されるのかがリアルにわかります。現状の市場価値を知ることで、「次に何を学ぶべきか」のロードマップが明確に見えてきますよ。

5. 職務経歴書を今日中に1行だけ更新して、スカウトを待つ

最後の方法は、転職サイトに登録して、職務経歴書を更新することです。転職するつもりが1ミリもなくても構いません。今日中に、これまでやってきた仕事を1行だけでいいのでレジュメに書き加えてみてください。

いざ書こうとしたときに「書くことが何もない…」と気づけたら、それだけでも大収穫です。その焦りが行動のきっかけになりますし、逆に「古い技術でも、意外とこの分野ならニーズがあるな」と、自分の強みに気づけることもあります。企業から1通でもスカウトが来れば、「自分はいつでもこの会社を辞められる」という絶大な安心感が手に入り、日々の仕事にも余裕が生まれますよ。

【まとめ】ぬるま湯は、自ら動き出すことで極上のスープに変わる

自社開発という環境自体が悪いわけではありません。本当に怖いのは、その快適さに甘えてしまい、エンジニアとしての自分の成長を放棄してしまうことなんです。今の環境を「ただのぬるま湯」にしておくのも、自分の技術力を育てる「最高のラボ」に変えるのも、すべてはあなた次第です。

まずは今日、connpassのアプリをダウンロードする、あるいは案件サイトを1分だけ眺めることから始めてみませんか?その小さな一歩が、数年後のあなたを大きく救うことになりますよ。あなたのエンジニアキャリアが、もっと面白く、輝かしいものになることを応援しています!

shiroでした。

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